【書評?】 ENGINE 2018年07月号 ポルシェの進化は止まらない。

 年に一冊くらい、どこかのカー雑誌がポルシェ特集をしているとついつい買ってしまう。

今回はエンジン誌。表紙は黒バックに
黄色の993RS。
最新モデルでなくて、そうきたか、と思った。
自動車評論家の島下氏の所有車だよね。
モデルも、外国人モデルでなくて
島下氏だったらもっとインパクトあったかも!?

 

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今回のポルシェ特集を読んでいて、そうだよなあと
思ったのは、マカンに関して、
SUVでもほかのポルシェと同じ、精緻なものが感じられる
というところ。

そう、マカンも、不思議なことに
よそのSUVとは全く違っていて
乗ると、タイヤのひと転がり目から、
「あ、ポルシェだ」と感じてしまい、
別次元の完成度の高さにひれ伏すしか
なくなってしまう、、、

また、ポルシェに乗ってるとそれが
当たり前になってしまうのだが、
他車に乗ると、自分と路面の間に
ブラックボックスというか、
感じ取れない空間があることに驚く。
言い換えると、ポルシェを運転していると、
まるで自分の足で走ってるかのように
路面が近いというか、路面の状況が
手に取るように分かる。
他車だとそこのインフォメーションが希薄。

今回のポルシェ特集では、最新モデルの情報とともに
ポルシェで働くスタイリングデザイナーの方の話も載っていて
興味深かった。

また、後半部分のポルシェオーナーたちの取材記事も
良かった。
家族がみんなポルシェになってしまうケースとか
いいよなあ、と思う。
また、水冷に乗っていたのに、やっぱり空冷が、と
古いものへ乗り換えるケースや、
928があこがれのクルマで、928っぽさを求めて
911に乗るレアケース?などの話も面白かった。

僕は子ども時代にポルシェに乗ると決めたが、
メジャー主義への反発心があったのか、
普通にみんながいいという911には
少しシャに構えたくて、
あえて968などが気になっていたことも思い出した。
928は確か当時、夜になると流れていた
Korean AirのCMに出てる928がものすごく
かっこいいなあ、キマッてるなあと思っていた。

その後、しばらく928って不人気の時代があったのか、
以前住んでいたアパートの近くでは、
高架下に打ち捨てられていて、でもその
過去の栄光、というか、豪奢な邸宅が荒れ放題、
みたいなのが滅びの美学みたいで似合うなあと
思ったり。
打ち捨てられてるのが似合うクルマランキングというのが
あったら、928は上位にくると思う。

あとそういうのが似合うのは、
ちょい古5シリーズとかかな。
リッチでワルなムードがあるクルマが、
打ち捨てられてるのも似合うよね。
ストーリー性を感じさせて。

さて、僕はといえば、自分のボクスターを
クラシックカーになるまで乗っていくつもりでいるが、
一方で991前期型とかも気になるなあ。
911のくせのある感じを経験しておかないと、
想像以上に早く自然吸気エンジンどころか
ガソリンエンジンが
なくなってしまいそうだもんな、、、

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