豊田市について


以前、豊田市に住んでいた。

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そのころは章男社長になる前の時代で、
トヨタにスポーツカーなんてなく、
トヨタの若いクルマ好きの社員は
皆、仕方なく?MR-Sに乗っていて、
やたら豊田市内はMR-Sばかりだった。

今なら、ハチロクがあるし、スープラも出るし、
若いクルマ好き社員が乗れるクルマが
あっていいね。

豊田市だが、今思うとなかなか魅力ある街。

スタジアムは今まで見たスタジアムの中では
セーフコ・フィールドと並ぶカッコよさ。
ナゴヤドームより東京ドームより出雲ドームよりも
カッコいい。

豊田大橋のインパクトもすごい。

スカイホールや文化会館、美術館も
皆、レベルが高い。
特に美術館は、初めて行った時は、
夢の世界へ紛れ込んだかと思ったほど。
そこいらの美術館とはスケールも
格も全然違っていて、美術館、というものに
対するイメージさえも変わってしまうほど。

やはり圧倒的にお金があるということは
素晴らしいことだな、と思う。

空調が入らず、廊下の蛍光灯が外してあるような
会社じゃ、仕事の能率は上がらないし、
何より人心が荒む。

「トヨタ、金あるなあ」というような言葉が出るというのは
うらやましさとか安心感とか明るいオーラを
まとっているように思う。

さらに僕が豊田市で好きなのは、
キラリと光るマニアックな飲食店が、
ちゃんと探せばけっこうあるところ。

焼肉、ステーキ、天ぷら、担々麺の好きなお店がある。
市役所近くのバーは、僕が今まで行った中で
ナンバーワン。つけ麺屋も、生涯ナンバーワンの店が
あったのだが、ここはなぜかつけ麺をやめてしまった。

さらに豊田市の好きなところは、
公園のレベルが高い。

日本の他の都市って公園が全然ダメなケースが
多いのだが、豊田の公園はいい。なんというか、
センスが感じられる。

児の口公園や毘森公園が大好き。
また、その毘森公園がルートの一部になっている
自転車道も、なんというか、秘密のルートを
走るような、クルマで走っていたり、
普通に暮らしているだけだと
視界に全く入ってこないところが自転車道に
なっていて、その日陰者?っぽさというか、
裏ルート的な感じがたまらなく好きだ。

また、トヨタ社員の金回りの良さからか、
センスのいい家が多い。
僕が愛してやまないビバリーヒルズの
ディランの家、っぽい家もある。

豊田市内の家には、
案外、ポルシェやBMWのMモデルも多く
止まっている。
豊田市らしいポイントとしては、
ポルシェやMと並んで、どの家にもだいたい
1台はプリウスやアクア、ヴィッツなどの
トヨタ車も止まっていること。
他の街だと、ポルシェが止まっていたら、
タッグはゴルフやBMW、
輸入SUVのケースが多いと思うのだが、
そこは豊田市らしいな、と思っていた。

というわけで、実は住み始めた頃はアンチトヨタ、
アンチ豊田市だったのだが、さまざまな魅力を
発見し、トヨタ の社長はアッキーになり、トヨタも
大変身し、今ではとても好きな街、気になる街。

あえて言うなら、「トヨタ」市という名前が
少々やりすぎかと。
自分たちの国の出来事だとなんとなく慣れて
しまっているが、例えばドイツで、市名を
「フォルクスワーゲン市」に改称します、
また、ナンバープレートに「フォルクスワーゲン」というのを
公式に入れます、となったら、
おいおい、やりすぎだろう、と思う気がする。
市名も「豊田」、ナンバープレートも「豊田」というのは
ちょっと行き過ぎ感があるんじゃないかな、と思う。

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