「アルキメデスの大戦」を見て印象に残ったこと



今年の夏は映画三昧であーる。


お墓参りもしたよ

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「アルキメデスの大戦」、
祖父から、WW2に予科練として参加した話を
生で聞いた世代の僕は、第二次世界大戦を
身近に感じている。

上のような経緯から、
戦艦大和よりも零戦に
よりシンパシーを感じるのだが、
「アルキメデスの大戦」の切り口は異色で
斬新だった。

印象に残ったこと

・現代の日本でも、感情論、精神論が幅を利かせているけど、
 理詰めで相手を説得しようとするロジックが新鮮だった。

・いきなり少佐ってのがありえるんだ、と。
 現代でいうと、若手キャリア官僚が、出向で県庁へ課長級で来る、
 みたいなものかな?

・戦闘シーン、大和が撃ち落としたアメリカ軍のパイロットを、
 砲弾が飛び交う中、即座に飛行機がレスキューに来る。
 そしてそれをあっけにとられて見つめる大和のクルー。

 僕もこういうシーンは見たことがなかったので、とても新鮮だった。

 同時に、特攻作戦でパイロットや戦闘機を使い捨てにしていた日本、
養成したパイロットを、リスクを犯してでも戦場で命がけで助け出すアメリカ、
そりゃどう考えてもアメリカに勝てるわけないよな、と思った。

 日本社会ってあの大戦の頃から果たして進歩しているのだろうか、
と考えさせられてしまった。
 今もロジックよりも精神論、
合理的な計算よりも気合や根性でなんとかしろ、
という場面が多いように感じる。

 個人的には、日本は早い段階で
文型、理型と分けてしまい、
あまりにも多くの人が数学をやらなさすぎるのが
原因の一つではないかと思っている。

 文型、理型って分ける必要ないと思うんだけどなあ。
どの科目も勉強していけばいいと思うんだけど、
日本社会ってこういうところ変に効率を考えて、
科目を絞りすぎな気がする。

逆に、面白い人って文型理型を超越して
両方やってるよね。
学生時代、面白い先生がいた。
その先生が新聞にコラムを書いた際に、
先生の経歴が載っていたが、
京大の工学部を出た後、
東大の文学部の院へいっていて衝撃を受けた。
 
ロボットクリエーターの高橋智隆氏も、
立命館の文型学部を卒業後に、京大の工学部(学部)に
進学して文型理型両方だよね。

明治の文豪たちも、医者かつ作家、って
まさに理型と文型関係なしに才能を発揮しまくってるよね。

文も理も両方やるのが大事だと思う。

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