こち亀200巻(最終巻)ゲット こち亀について語ろうか


こち亀は、僕の人生とともにあった。
200巻をゲットしたので、マイこち亀ロンを語りたい。

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僕が少年時代から読んでいたこち亀。
学生時代も、就職した社会人始めたころもずっと
読んでいた。

そして、最終巻の200巻だが、
こち亀のエッセンスが詰まった感じで、
ある意味、マンネリ、同じネタの反復なのだが、
これだけ続けているとそれも芸というか。
若い読者は、これは前にもあったネタだよなーとか
いうことは知らないだろうから、新鮮なのだろうが、
知ってる僕ら世代からするとそれはそれで
水戸黄門的ワンパターンの心地よさがあったりする。

200巻でいうと、電極プラスの超ハイテク&リッチな
私立学校へ行く話も繰り返し反復されたネタ。
ハイテクぶりに驚く。

顔認証のテストということで、中川の会社のお金を
両さんが破天荒に使いまくるのも安定。

ボルボ西郷的な用心深い人物ネタ。
200巻では根画手部巡査。
その身を守るアイテムで最後はいい話に。

そして両さんがコンサルタント的に活躍する話。
ここでは古い映画館の再生話。

お台場でのレースの話。
これは、僕が子供の頃、死ぬほど何回も読んだ
どこかの島を借り切ってのレースを連想させる。
バギーでのレースで、両さんはひたすら頑丈な
クルマにし、みんながリタイヤする中、水を得た魚のように
活躍する話。面白かったなあ。

そして、いい話系。
今回では、夏春都の時計をキーワードとした
人情味のある話。

そして、最高の繰り返しネタとして、中川の父が
帰ってくる話。
これは、僕はこち亀の中ではオリンピックの日暮、
作者の都合で誕生日の変わる部長のお祝いの話と
並んで、いよ、待ってました!! という鉄板ネタ。
今回は、中川の父、母、麗子の母と三人が
日本で奇跡的にスケジュールを合わせて会うという話、
F117で帰ってくる中川父が最高!

*そして裏テーマとしては、存在感のない麗子の父という
ところか。

読んでて思ったけど、80年代、90年代は日本企業が
イケイケで、こち亀の中でもそれが描かれていた。
非現実的なほどお金のある中川の会社は
まさに日本企業のメタファーだった。
それが、0年代、10年代となり、日本企業が
元気が無くなってきても、こち亀の中の
中川の会社は相変わらずイケイケで、
ああ、あの90年代初頭までの
日本企業が最強だったころの感じがして
なつかしかった。

今ではこち亀で描かれている中川の会社のような
勢いやパワーは、日本の会社からは全然
感じられないし、もっと言えば日本全体からも
感じないよな、、と寂しい気持ちにもなった。

僕的に、こち亀がもっとも面白く感じたのは、
コミックでいうと90巻台。
両さんが添乗員として勤めている会社に、
両さんのハイテクに詳しいお爺さんが、
社員旅行で、宇宙旅行を申し込んでくるエピソード。

もちろん、本当に宇宙へは行けないけど、
どうせ老人だから騙せる、と思っていたら
超詳しい人たちばかりで両さんが
あたふたするという話。
確か、打ち上げを日本でやるとかいうときに
「日本の技術じゃ無理じゃないか」とか言われ
両さんがとっさに「機材は台湾製、打ち上げの
オペレーションはアメリカ人チームが行います」と言ったら
「それなら納得だ。台湾の技術は今や世界一だからな」とか
なんとか、そういう、子どもは分からないかもしれないけど、
大人が楽しめるセリフが僕はすごく好きだったな。

今回の200巻でいうと、
中川の父が日本へステルス機で着陸する瞬間に、
中川グループのクルマが一斉に機に殺到し、
両さんが中川に「サミットより緊張感あるな」と言うセリフが最高!

このこち亀の大人なギャグセンス、好きだなあ。
僕もこういうセンスを磨いていきたい。

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