気になるメルセデス・Vクラス&Gクラス試乗してきた。


次、買うかもクルマ候補のメルセデスのVクラスとGクラス。
両車をテストドライブしてきた。

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【Vクラス】
まずは、Vクラス。
新車の販売にまつわる裏事情?を
セールスさんに聞きつつ、乗り込む。

Vクラスってちょっと前まで、モロに商用車!
って感じだったけど、
アルファードのようなクルマが商売になると
ドイツが気づいてから、ものすごい勢いで
高級化を進め、座った感じは、
Cクラスと一緒、というかCより高級じゃん。
中は広々、見晴らしよく、
2列目、3列目もしっかりしたシートで
閉塞感がなく、まるで
外資系のおしゃれな執務室のよう。

いい空間特有の気持ちいいオーラが
ある。

【V ドライビング編】
さて、エンジンをかけてスタート。
ディーゼルエンジンの鼓動がある。
僕の乗るジムニーが、ガソリンエンジンにも
かかわらずディーゼルみたいな感じなので、
特に違和感を憶えない。
むしろ、軽油だったり、燃費が良かったりといった
感じで、スポーツカー以外のクルマのユニットとしては
ディーゼルの方がいいのでは? と思う。

Vクラスはイメージ的にどうしようもなく
もっさりしてるんじゃないかと先入観があったのだが、
けっこう速いじゃん。
走りも、Cクラスとそう遜色ないのでは。

見晴らしの良い、コマンドポジションで
ステアリングがよく切れ、
予想よりもずっと好印象。

【Gクラス】
そして、Gクラス。

ずっとずっと乗りたかったクルマ。
僕が乗ったのは先代モデル。
3.5リッターV6ディーゼルモデル。

乗り込む。
そうそう、この空冷ポルシェみたいな
金庫感。現代のクルマとは明らかに違う
「ガキン」と閉まるドアからしていいねぇ。
メロメロになってしまう。

運転席によじ登ると、
そこから見える景色は、基本、
最新メルセデスだが、ボタン類の多さや
独特のレイアウトから、軍用車とか
アナログの戦闘機っぽい感じがして、
そうこれこれ!! と思ってしまう。

運転席からのボンネットの眺めは、
ジムニーのような真四角のボンネットと違い、
三角形に見えた。
ウィンカー? スモールライト?がものすごく
巨大で、ボンネット上にあるのも実にいいね。

広々としていて、ソフィスティケートされた
最新モダン外資系オフィスなVクラスと
比べると、運転席ははっきりと狭いが、
凝縮された、プロペラ戦闘機のコクピットのような
趣がある。

【G ドライビング編】
エンジンをかけて、スタート。
2.5トンの巨体だが、
V6エンジンがシャンシャンまわる。
Vクラスは、ディーゼルっぽさがあったが、
Gクラスのエンジンは、ガソリンとしか思えないくらい
シャーーーンと回り、まるでスポーツカーみたい。

こちらの走りも、(普段、ジムニーに慣れてるせいもあるか)
思ってたよりも鈍重ではなく、案外俊敏じゃん、と。
ただ、コーナリングは、おっとっと、というか、
思ったよりアンダーステア?、慣れないと、
交差点で大回りしてしまう。

でも、Gクラスは、普通に街中を走っているだけで
骨董品ものの軍用車でおおげさに走っている楽しさ、
そしてエンジンが望外にスポーティーにシャンシャン回っているので
その楽しみもあって、思わず笑みがこぼれてしまう。
ステアリングのクセのある感じも、だからこそ
余計に好き者の乗り物、って感じがする。

Gクラスって、旧型っぽいガワに、部分的に最新鋭の部分が
ミックスされてる感じが究極に心くすぐる。
例えば、W124のガワに、中身最新のエンジンやインフォテイメンツが
組み合わさったクルマ、いいでしょう。
例えば、ポルシェ・993のガワに、中身は最新のポルシェ
テクノロジーのクルマがあったら絶対欲しいでしょう。
例えば、オリジナルのミニのサイズ、ルックスに、
エンジンや内装の意匠などなどに21世紀の
エッセンスを散りばめたモデルがあったら
ハートを撃ち抜かれるでしょう。

それを実現しようとすると、SINGERとかになって
数千万円レベルになってしまうのだが、
Gクラスであれば、もうちょっと現実的な数字で
それが存在している!

先代・Gは、意外とちっこいところもいい。

【まとめ】
どちらも、僕が予想していたよりもいいクルマだった。
特にVクラスは、僕が3列シートのミニバンに対して
持っていたイメージを遥かに凌駕する良いクルマだった。

現状、ジムニーのいい意味で
現代のクルマっぽくない変なクルマさを
楽しんでいるが、
もう少し大きなクルマが必要になった場合、
VクラスもGクラスも良い選択肢であることが分かった。

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