年をとるということ



以前、
確かGQ誌で、20代、30代へ送る言葉、的な特集をやっていた。
そのメッセージを送る人の中に、
社長などの経済人に混じって所ジョージ氏がいた。

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社長らが
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」
「チャレンジ精神を持って」
「仕事で部下を育てろ」
などと、エールを送っている中、
所ジョージ氏は、
「日曜日に会社へ行ってみる」
「高級品を買って、自分なりにカスタマイズしろ」など
明らかに他の人たちと全然違うことを言っていた。

そして、
「若いうちは世の中のことがよく分からないから
人生はつまらないが、40代、50代になると
世の中のことがよく分かって、人生は楽しくなる。
まあワタシ(所ジョージ)は、若い頃から人生楽しかったけどね」

と言っていたのを強烈に覚えている。

当時、若造だった僕は、え、人生って、10代、20代が楽しくて、
あとは、どんどんつまらなくなっていく一方だと思っていたので、
この所さんのメッセージが本当かなあ、と思ったものだ。

さて、それから年月がたち、僕も立派に、もう若手とは
言われなくなってきた今思うことは、
所ジョージ氏の言っていたことは
本当だなあと。

今から思うと、20代の頃なんて、本当に世の中のことが
本人は分かっているつもりで、
じつはさっぱり分かっていなかった。

あと、この頃しみじみ思うのは、
名作とされている映画、音楽、小説で、
若い頃にいまいち良さが分からなかったものを
今見ると、すごく感動することがある。

例えば、「リバーランズスルーイット」は若い頃に見て、
何が面白いのかさっぱり分からなかったが、先日見てみたら
もう号泣だった。
B・ピットの演じる、若さ、美しさ、儚さ。
年を重ねた今だからこそ、その素晴らしさが分かる。

「スタンド・バイ・ミー」も、当時は、前半部分の
少年たちが冒険に出かけるワクワク感しか
分かっていなかったが、今見ると、むしろ
それぞれの少年たちの家庭が抱える闇や、
小さな田舎町の息苦しさ、そして正義感ゆえの悲劇
といったものがテーマなのか、と分かった。
子どもの頃見たときにはさっぱりそれらには
気づけなかった。

夏目漱石の作品、
芥川龍之介の短編なども、
若いときには、いいとは思うけど、
そこまで感動しなかったのだが、今は
実に胸にズキンとくる。

音楽も、若いときに聞いてて、
全然しみなかった歌詞が
今聴くと、何と深いことを歌っているんだ、と
涙が出てきてしまうことがある。

映画や小説、音楽に、
年と共にどんどん感動できるようになってきていて
これがもっと年を重ねるとさらに感動できるようになって
いくのであれば、人生、悪いものじゃないな、と思う。

というか、この調子で物事に対する
感動の度合いが増していくと、
70代、80代になった頃には、朝、太陽が登ったり、
庭の植木に新しい芽が出てくるだけで
号泣しているかもしれないな、、、

*本棚を漁ったら、所さんの言葉が載ってる
その雑誌出てきたよ。
2009年の雑誌だった。


ちなみに、名だたるCEOにまじって
高田純次もいた。
「金払いよく粘り強く」
「とにかくマメにアタック!」
とこれまた、ほかの社長たちと明らかに全然違うことを
言っているLOL

僕だったら、20代、30代にどういう言葉を送るかな。

「ポルシェなど、無理めのモノをゲットし、SNSで語りまくれ」
「イバラの道とラクな道があったら、迷わずラクな道を選べ」
「とりあえずトライアスロンに挑戦しろ」

かな。
2020年現在。

あなたはどういう言葉を送りますか?

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“年をとるということ” への4件の返信

    1. くりりんさん、いいアドバイスですね!
      そう、ホント、実にそう思います。
      あのとき、空冷のRS、カッテオケバヨカッタ、、、、、

      人生、無理しても案外なんとかなるから
      大丈夫だよーーーとも伝えたいですね。

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