村上春樹と日本社会とポストコロナ時代を見据えて


村上春樹のエッセイでこのようなものがあった。
確か、ギリシャだったと思うが、滞在中に、あらしが来て、
塀が壊れた。
あらしの後、職人たちが、前と全く同じように塀を修復している。

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それを見た村上夫妻は、
「同じように塀を作っても、また同じようなあらしが来たら
壊れるんじゃないか」

「そう、そしてまた壊れたら、あの職人たち、
また同じように修復するわよ」

的な会話をする、といった内容だったように記憶している。

これは、暗に

「日本だったら、あらしでも壊れないように、
作り直す際は改良した塀を作り、
同じようなあらしが来ても、次回は壊れないように
改善するのに、ギリシャはどうしようもない国だな」

というメッセージが暗に込められていたように感じられた。

ところで、話は急展開し、

米ロサンゼルス 実際の感染者数は公式発表の最大55倍=44万人超 抗体検査の結果発表 飯塚真紀子 | 在米ジャーナリスト 4/21(火) 8:40

というニュースがあった。
日本では、否定的に報じたところもあったが、
僕はこれはグッドニュースだと思う。

なぜなら、感染しても、無症状だった人が
ものすごくたくさんいるということは、
実際の重症化率や致死率は、桁違いに下がるということだよね。


余談だが、昨年、市の補助が出るようになったので
風疹麻疹のワクチン接種をしようと医者へいき、検査をしたら
ドクターに

「BPさん、あなた抗体、十分あるよ。
知らないうちに感染してたね」

と言われた経験があるので、
知らない間に感染して、抗体を持ってるってのは
けっこうあることなんだな、と思ったことがある。
——————————

ロサンゼルスのケースと
中国や韓国が、コロナによる封鎖を徐々に緩和し始めている
というニュースと合わせて、
コロナとの戦いは
もしかしたら、案外早く終焉を迎える可能性が出てきたのかも?
と思っている。

現在、日本社会は、重い腰を上げ、急ピッチで
コロナに対応した世の中に変化しようとしている。

平時には遅々として進まなかったリモートワーク、
時差勤務、オンライン授業、ネットでのやりとり、
ハンコ廃止。

そういったものを、コロナの影響が長期化すると
(やっと)覚悟を決めて、猛烈な勢いで
リモートで社会が回る仕組みづくりに今動いているように
思う。

で、ここで最初の話と繋がるのだが、
もし案外早くコロナが終息すると、
最初の村上春樹のギリシャの話じゃないけれど、
日本の場合、
塀などについては
改良してよりいいものを作り上げるだろうが、
社会システムについては
あれだけウイルスで痛い目にあっても、
また前と全く同じ、
相変わらずの満員電車で出社して
みんな一緒に仕事、
学校もみんなで登校して一緒に授業、
ってシステムに、あっさり戻ってしまう気がしてならない。

ギリシャの職人を笑ってられなくて、
日本も全く同じことをやりかねない。

だから、社会システムを作り替えて、
もう後戻りはできない、多くの人が
「こっちの方がいいじゃん」
「もう前の社会には戻れないな」と思うところまで
持っていっておかないと、
日本社会の場合、時計はあっさり逆戻りして、
またまた世界の国から周回遅れの
効率の悪いことを
クソ真面目に、バカ丁寧にやってる国に
戻っちゃうんじゃないかって心配。

この機会に、
ピンチをチャンスに変えて
日本社会がアップデートされるといいと
本気で思っている。

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“村上春樹と日本社会とポストコロナ時代を見据えて” への2件の返信

    1. 某大臣の発言にキレて、ハンコ廃止宣言をした会社が
      ありますが、拍手喝采です。

      個人的には、不要不急の懇親会、勉強会、研究会が
      全てキャンセルになり、
      もうこれからもずっとなしでいいよ、、、と
      いう気分です。

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