【書評】話題の本「最速で経済的自立を実現する方法  FIRE」を読んで僕の人生をハックしたくなった話


話題の本を読んだ。
日本でも話題になっている「FIRE」。
(話題になってるのか?)

要するに、若いうちにお金をためて
アーリーリタイヤしよう、
そのための方法はこうだよ、という本だ。

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著者のグラント・サバティエ氏は、
大学卒業後、会社勤めをするものの、
会社の中の一ブースで
朝から晩まで働き、
それでも全然お金はたまらず、
ストレスはMax、
こんな人生のはずじゃなかった、、、と
ライフシフト(あ、それは別の本だった)するために
数百冊、本を読んで、
経済的自由を勝ち取り、アーリーリタイヤする方法を
編み出し、実践することで
5年で125万ドルためて、
以後、好きなことだけして生きていく人生にすることができた。

僕は、以前は
生涯現役で死ぬまで働きたい! というマインドの
持ち主だったのだが、
昨今のコロナ禍で人生について考え直していたところに
この本を読んだところ、
経済的自立を果たし、好きなところで好きなことを
好きな時にする人生もいいんじゃないかと思い始めた。

僕が特に衝撃を受けたのは、

「90歳の大富豪と、立場を代わってくれ、と言われて
交代するだろうか? そんな人がいるだろうか?」

という記述。

そうだよなあ、90歳の大富豪と交代しないよなあ。
人生ってお金よりも時間や若さ、体力の方が
大事かもしれない、、、

そして、お金があれば、
時間を買える=フルタイムで
働かなくてもよくなり、好きに時間を使えるようになる。

僕は、

・有給を1日も取れないどころか、
平日は13時間以上、土日も仕事という生活
・平日にフリーに動けるという生活

も両方経験し、
人生で大切なことってなんなんだろう、、、
YouTubeのコピーじゃないけど、
「好きなことをして生きていく」ってのも
ありなんじゃないのー?? っていう思いが
だんだん出てきた。

さて、では、この本の経済的自立を果たす方法について
みていくが、
まずは死ぬほど節約して、余剰資金は全て
投資に回せ、とのこと。

新車を買うのは持ってのほか。
どうしても車を買わなきゃいけないなら
2000ドル以下の中古車一択! って。

そういえば、僕は、20代の頃、
ポルシェ・ボクスターを買うために、
この著者の言うような生活をしていた。
スーパー節約して、1円でも多くお金を残そうとしていた。

ただ、僕の場合は、著者のグラント氏のように米国株の
インデックスファンド(VTI)や
米国債権インデックスファンド(BMD)ではなく、
ゆうちょやメガバンクに預けていたため
ほぼ利息はつかないし、
元本も新車のポルシェ購入のために
使ってしまって、再投資していないため、
FIREには程遠かった、、、

節約するための方法については、
なるべくお金かからないように、他人から借りる、もらう、
クレカのキャンペーンを利用といった細かいことまで
徹底しており、
これでもかこれでもかと書いてある小技は
まるで日本の節約本並にセコい!

これを全て実践したら、
確実に周りから嫌われるんじゃないか、、、ってレベル。
とはいえ、他人の目を気にしていては、
億以上の資産なんておいそれとは作れないんだろうな。

家については、
アメリカは日本と事情が違って、
不動産の価値がどんどん上がっていくから、
できたら買う方がいいよ、
そして不動産投資もしちゃおう、という主旨のことが書かれているが、
日本の場合、家は建てた瞬間からほぼ価値がなくなり、
土地代分しか残らない、、ので、ちょっとこれは話が違うような。
でも、家に賃貸部分を設定し、人に貸して
住宅ローンの一部あるいは全部を払ってもらいながら
不動産を手に入れる、っていうハックはいいかもね。

収入を増やすために、本業においては
上司に昇給を面談で願い出、
できぬなら転職! ってことが書かれているが、
これも日本じゃ難しいよね、、、

副業については、
あらゆることがネタとして周りに転がっているので
やってみよう! とあり、
実際、グラント氏は
本業のテクニックを副業で利用し、
本業以上(30万ドル)に稼いだとの副業ハックが
書いてある。

また、氏の知人のマットは
犬の散歩代行業を起業して
それで大成功した話が、
何度も出てくるが、
犬の散歩代行業が
そんなに儲かるとは思えないのだが、、、
アメリカでは、犬の散歩を人に頼みたい人が
そんなにたくさんいるのか、、、 

と、まあ批判的に書いてしまったが、
グラント氏がこれらの方法で大成功したのは間違いない。

とはいえ、彼が上のことを行ったのは2010年スタート。
そう、リーマンショックからアメリカ経済が立ち上がってきて、
コロナまでは絶好調だったすごくいい時代。

この時期に、米国株インデックスファンドVTIを
死ぬほど買っていたからうまく波に乗れて
億万長者になったんだよねー。

2020年の今、同じことをやって
2030年にアメリカ経済が
引き続き世界一の春を謳歌しているかは
わからないよなぁ。

でも、ちょっと影響を受けて、
VOOとBNDは買ってしまった爆

僕の場合、経済的自立もいいなと思うけど、
人生の第一プライオリティは「クルマ」だから、
グラント氏に
「6万ドルのビンテージカーを買うことはよく
考えてください。
そのお金を投資すれば、
30年後には45万ドルになるんですよ!」と言われても、
やっぱりクルマを買ってしまう笑

どれだけお金たまっても、
クルマ買えないんじゃ、つまんないよね。


グラント氏については、クラシックなVWキャンピングカーの
愛好家のようだ。
それに乗って旅したり、転売して利益を出したり、ということも
しているそう。

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