【連載】空冷への道 P専門店と電話で話す。


さて、初夏から始まった空冷への道だが、
すでに季節は晩秋。

ポルシェ専門店9の社長と、電話で話した、、、


僕の水冷

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お店を訪問したときに伺った
もうすぐ入荷予定という
変な色の993は、結局、一度も見ることなく
売れてしまい。

これは、僕はなんかピンときてたので、
変な色ってのも上等だし、
実車きたら、そのまま即決で買う覚悟はできていた。

その後は、
「993のマニュアルはなかなか出モノがなくてね」
とのことだった。

あるにはあるが、カブリオレだったり。

また、webに出してない車両についても教えてくれたが
ちと予算オーバーだったり。

この社長、まだコロナ禍真っ只中だった
7月には、相場は一時的に落ちていて

993のカレラは700〜800、
カレラS、4Sは1000〜 だな、

とおっしゃっていたのだが、
あれからいろいろと状況が落ち着き、
また相場は上がってしまって今は
程度のいいものだと

カレラは1200〜、
カレラS、4Sは1500〜 になっていると言っていた。

7月の1.5倍か、、、

コロナが吹き荒れていた
あの時が千載一遇の大チャンスだったのか、、、

程度の悪いクルマならもっと安くあるけどね、とのこと。
程度が悪いというのはどういう車両ですか? と聞いたら
「改造されまくってるクルマ」とのこと。

僕の希望に合って、
予算内の993がなかなか見つからないため、
こちらのお店で、以前から置いてある、
最近、ちょっと気になり始めた
もっと古い911について聞いてみたら、
「あれはコレクターズアイテムだよ」
「お宅さん、古いクルマは乗ったことある?」と
あまり売る気がなさそうな感じだった。

予算枠をもっと広げて、
993を探し続けるか、
別の911を探すか、、、

社長が言っていて、
さらにいろんな人からも聞くが、
程度のいい空冷ポルシェはもう下がらないので、
ある意味、資産にもなる。

また、今は相場が上昇中とはいえ、
「出せば買える」時代。
これがあと数年すると、
どれだけお金を出しても、
「とにかく売り物がない」時代に
なる気がする。

僕のdream carの993だが、
今ならまだギリギリ間に合うけど、
数年後には、ナローや2000GT、
スカイラインGT-Rなどのように
モノがない、
あっても2000万、3000万級に
なってしまうと
これはもうなかなか手が出せなくなる。

もしかしたら、今が空冷バブルで、
何かあれば
(例えば、EVのみ走行や登録可能で
ガソリン車禁止になるとか、
若者のクルマ離れに伴い、スポーツカーが安くなる、
MT車の運転できる人が激減することによるMT車の需要減など)、
また相場が下がる、かもしれないと
この何年来、思ってきたが
一向にその状況にはなってこない。

むしろ、ワイスピなどの影響によるスポーツカーブーム、
YouTubeによるスーパーカーへの興味、あこがれの喚起、
アメリカの25年ルールによる日本車ブームなどで、
世間で言われる「クルマ離れ」とは逆の現象が
起きている。

肌感覚として現実の自分の身の回りの人たちは
確かに、はっきりとクルマ離れしてるし、
ワカモンたちはAT免許ばかりだが、
ポルシェ専門店をはじめとするクルマ界隈で聞く話は
全然違う状況で、
もしかしたら僕が若い頃よりも
2020年、世界ではクルマ熱は
さらに沸騰しているかもしれない。


近所の変なクルマ屋さんの
店頭のR34GT-Rもついこの間まで
「999万」だったのが、
先日、通りがかったら「1850万」になってた。

というわけで、こうなったら
覚悟を決めて、
夢と資産を買うつもりで
気合を入れて993を買うか、っていう
決意をするかどうかというところになってる。

僕の長年の夢でもあり、そして
株式投資以上に、手堅く今後の上昇が見込める
ディールだと思うのだが、
株を買う時よりもビビってしまうのは、
現物があるからなのか、
それに伴う諸々の手続きのせいか。

一番は、買っても他人には分からない株式と違って、
クルマはドンと現物があることかもしれない、なんて
思ったり。

いや、僕は別に投資としてクルマが欲しいわけではなく、
クルマとして、自分の子供の頃からの夢として、
また、死ぬときに考えることってなんだろうと考えたときに
真っ先に上がるのがポルシェ・911に乗ること、なので
それで911が欲しいのだが、
昨今のあまりの価格の高騰ぶりにビビるのも事実。
高値づかみで、急落したら、との恐怖も常にある。

それを少しでも正当化し、
自分の背中を押してくれるファクターとして
単に夢を追い求める、
自分のやりたいことをやる、ということに加えて
「投資として考えても、
これはいいディールなんじゃないか」と考えることで、
一歩を踏み出しやすくなるんじゃないかなと
思って空冷911=資産 説をひねり出しているので、
決して、儲かるんじゃないか、という投資が
先にきているわけではないことは
ここにはっきりと記しておく。


今回の空冷探しの旅の
始まりはクルマ屋さんで見かけたこの黒の993

普段づかいとしては、
別に優秀なクルマがあるので
趣味のクルマには
ロマンとドライビングプレジャーがあればいい、という
とても恵まれた幸福な状況。

今こそ夢をかなえたい、という気持ちはあるのだが、
あとは予算と直感と覚悟と気合、勢いなのかな、、、


懸案事項としては、
ガレージハウス計画を同時に進めていて
こちらの予算がどれくらいになるかが
まだはっきりしないので、
クルマの予算をそれと関係なく決められない、というのが
あるにはある。
とはいえ、本当に「これだ」という出合いがあれば、
気合でなんとかできる計算にはなっている、、、

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