河野大臣と三島由紀夫と僕の上への訴えに対する認識を新たにした話。

まずはこのニュース。

うその勤務報告に処分示唆 河野大臣「上司も対象に」 1/12(火) 18:42

いやー、うその勤務報告に処分、
素晴らしいね。河野大臣、うちの上司になってくんないかな、、、

僕はこのニュースで、三島由紀夫の時代的価値観が
ガラガラと崩れた。

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三島由紀夫の作品、確か「金閣寺」だったような
気がするけど、うろ覚えなのだが、
作中、
工場で働く貧しい工員が、思いがけず
社長と話す機会があった。

工員は、社長に工場の理不尽な環境を訴える。
社長は、貧しく不幸な工員の話を涙ながらに聞き、
工場の改善を約束する。

よかった、思い切って話した甲斐があった、という若い工員。

しかし、その場から離れると、
社長は非情な目になり、
先程の工員を、遠くへ飛ばすか、もっと過酷な部署へ
異動するよう指示をした、という箇所があった。

僕はこれを読んだ時、日本社会の本音と建前、
偉い人に直訴して、本音を言ったり、
苦情を言ったりしたら、
その場では理解してもらえた風でも、
恐ろしい報復があるんだ、と肝に銘じ、
それ以来のサラリーマン生活では
上司には決して本音を語らず、不平を言わず、
仮面をかぶって明るく朗らか風を装ってきた。

そして、現代の三島由紀夫の小説とも言うべき
この事件。

中央省庁の官僚と見られる方が
Twitterで「有休をとっているのに
職場で働いてます」と呟くと、
河野大臣から
「どこの部署?」とリプライが。

その後、
ニュースになっていたが
「うその勤務、許しません。本人も上司も処分」と。

三島由紀夫の小説を読んで、
上には絶対に逆らっちゃいけない、文句も言っちゃいけない、
そんなことをしたらえらいことになる、
と思い込んでいた僕にはこの一連の出来事は
衝撃だった。

そおか、令和の今の時代は、直訴してもいいんだ。

うちの会社、上司によるけど、
河野大臣みたいに、有給とって職場にいると
「即刻帰りなさい。帰れないなら、有休を取り消しなさい」と
言ってくれる人もいるけど、
一方で
「有給とって、会社来ててもいいんだよ」と聞いたり、
どう考えても土日に働かないといけない
スケジュールを組まれたりするケースの方が
圧倒的に多いんだよなぁ、、、

僕がえらい人になった暁には、
河野大臣みたいに言えるようになりたいし、
そういうシステム、そういう職場の雰囲気をつくりたいな。

うちの会社はまだまだまだ
残業上等、休日出勤、サービス残業当たり前な意識の人が
圧倒的に多くて、
僕みたいに勤務時間が過ぎたら1秒でも早く帰りたい人は
少数派なので、職場全体の意識改革をしていきたいと思う。

ご感想はコメントをいただくか、
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