心を落ち着けて考えてみるために、
僕が993を好きな理由について考察してみる。
子ども時代、僕がクルマ好きになった時のポルシェ・911は
964型だった。
当時、愛読していたカー&ドライバー誌で
「プロフェッサー」岡崎宏司氏が
964や、当時初めて出たティプトロについて
よく記事を書かれていたのを覚えている。
そんな時に、登場したのが959、
そして993。
僕は、老舗メーカーが、
新世代を築くためにバーンと
革命的に出した製品が好き、という面があると
自己認識している。
僕にとって、911は
964だったのだが、その伝統を守りながら
新時代を築くために登場したのが993であるので
ズキューンと心を射抜かれているのだ。
*
それを言ったら、964も、
930までの時代の911を革新するマシンだったと
思うのだが、
僕は930時代は、リアルに感じていなく、
964がでたっぱなの革命児の時を
経験していないため、993が
革命児、と感じる。
そのロンでいくと、初代ボクスターもそうなんだよね。
ポルシェのそれまでの空冷時代を
革新する革命児。
本当に、初代ボクスターには、
ポルシェの新時代を感じた。
だからこそ、好きだ。
同じ理屈で、
ハーレーダビッドソンでいうと
V-RODが好きだし、
フェラーリでいうと360が好きだ。
話をポルシェに戻すと、
そういうわけで時代的に
僕は、993に革新を感じ、
好きになった。
ただ、例えば、「スパイ・ゲーム」で
R・レッドフォードの乗るナロー、いいなあとか、
「トップガン」でK・マッギリスの乗る356いいなあとか、
「48時間」のE・マーフィの356、
もちろん、J・ディーンの550いいなあとか
993以外の、昔のポルシェも好きなんだよね。
また、シンガー ポルシェの出現で、
993以外の全ての空冷ポルシェから
とてつもない色香と魅力、魔力を感じるようになった。
いやあ、そう考えると、
993に特に魔法がかかっているというか、
僕はクラクラとくる魅力を感じるのだが、
ほかの空冷にもすごく魅力を感じるように
なってきてるのかもしれない。
「人生で一番やりたいこと」という
パワーワードを見ると、
僕が一番に頭に浮かぶのは
「ポルシェ・911に乗ること」
なんだよなあ、、、、
*
あなたの、「人生で一番やりたいこと」はなんですか?
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993は、伝統と、モダンさの融合という感じが
すっごくエモいんだよなあ、、、