森蔵がやってきて1週間しての雑感 MORIZO RRに乗って考えたこと

初代ボクスターという太古車と、
一番安くて何もついていないジムニーに
乗ってきた僕にとって、
MORIZO RRは久々の現代車でいろいろ
驚いたことがあった、1週間乗ってみての
感想。

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カードキーを持ってるだけでドアが開けられるとかは
人のクルマでもちろん知ってはいた機能だけど、やっぱり
便利。
金属製のキーを差し込んで、シリンダーを回してっていう
儀式がいい、なんていうこだわりは、便利さ、手軽さの
前にあっけなく瓦解した。

森蔵の走りがいいのは当たり前で、
小型SUVがポルシェみたいに、滑空するように、
突進するように走る様は驚き。
この走りが実現できてるなら、ポルシェいらなくね、、、と
思わないでもない瞬間があるのが、ある意味MORIZO RRの
最大の欠点。

また、アップルカープレーがとても良い。
iPhoneが無線で勝手に繋がって、
ポッドキャストやスポティファイ、アップルミュージックと
連携する。
学生時代、カーオーディオに夢中になっていたころ以来の
楽しさ。いろいろできるという点では当時以上に夢中かも。
クルマに本来備わっているカーナビやラジオ等は
全然使わないので、今後レスオプションを設定してほしい。
iPhoneと接続して、それを写すディスプレーだけあれば良い。
それが最適解。

また、MTしか買いたくないほどのペトロヘッドの僕だが、
カープレーに夢中で、このカープレーの魅力は、
クルマ本来の走りに勝ってるかも、、、と思う。
テスラみたいにBEVだったら、エンジンかけずに
エアコン、エンタメ系の装備が使えて、
本当、車内でずっとくつろいでいたり、
ここでオフィスワークしてしまったりする気持ちが
分かる。

僕の大好きなiPhoneと、クルマが融合する
カープレーは神だね、本当。

と、同時に、今後のクルマ業界は
SDVだ、なんてことがよく言われていて、
今まで僕はイマイチピンときてなかったが
自分が現代車(森蔵)に乗ったことでそれが
完璧に理解できた。
僕みたいな、オイル臭いペトロヘッドでさえ、
なんかクルマを運転する楽しみよりも、
iPhoneをクルマにつないで音楽聴いたりポッドキャスト
流したりするのが楽しいかもなあ、なんて思ってるんだから
Z世代が、クルマの運転により楽しみを見出すわけがないと思う。

逆説的だが、MORIZO RRに乗ってテスラや中国車メーカーの
戦略の正しさが、やっと腹落ちして理解できた気がする。

思えば、ジムニーを買った5年前は
まだまだテスラも今より存在感がなく、
中国車メーカーも弱小で、
日本車やドイツ車が
君臨していた。
たったの5年で、ドイツ車や日本車の威信が崩れ、
SDVの風が吹き荒れ、自動運転車が
もう実現の一歩手前までくる時代になるなんて
夢にも思っていなかった。
さて、5年後、2030年にはテスラのサイバーキャブが
無人で走り回る世の中になっていても
驚きではないような。

その時代、運転の楽しさを誇るクルマが
生き残れるのだろうか、
だんだん心配になってきた。
でもその頃は、僕も運転以外のことが楽しい
クルマに夢中になっているかもしれないなと思う。

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