知人からの通報で、高橋智隆がテレビに出る、と知る。
僕はゲーテ誌2008年6月号で高橋智隆の記事を
読んで以来の、ファン?、追っかけ?、ライバル??である。
勝手にライバル視していたのに、
高橋氏はパナソニックやトヨタ、JAXAなどと一緒に
ビッグなプロジェクトに取り組み、
京大を飛び出して東大の特任准教授になってしまい、
思えば遠くへいってしまったものだ。
テレビでは、ずっとみたかった東大の高橋研究室が
チラッと写り、そのマッドサイエンティストかつ禅な
雰囲気がさすが変人高橋智隆、と思わされた。
工具などが入るクリアボックスが壁一面に積まれ、
作業はあぐらをかいて小さなテーブルで行うって
まさに禅だ!
また、僕は5、6年前に、S市で行われた講演を
聞きにいったのだが、その際に履いていたのと同様、
テレビで映った氏は今も赤いエアマックスを履いていた。
高橋氏の作り出すロボットも皆赤い靴?を履いているよね。
そことの共通項か。
スタジオでのプレゼンでロボットを扱う腕に
巻かれている時計は、氏が
「10本の高級時計を処分して、1本にした」と言っていた
リシャールミル では?
リシャールミルが最高に似合うぜ、高橋智隆。
就活時に、ダイワ精工の内定が取れなかったのに、
今、ダイワ精工の社外取締役をやっている、という
エピソードもカッコ良すぎるだろ。
そして、無類のクルマ好きでもある高橋智隆には
カー雑誌などで思い切り車について語ってほしい。
実際、これだけの才能と狂気を併せ持つ高橋氏には
カー雑誌やウエブ媒体などで取り上げられるケースが
しばしばあるのだが、「大学の先生」となってしまった今は
遠慮してか、研究テーマと結びつけて妙に高尚な感じで
「自動車の未来とは」とかいう感じのタッチの記事になってしまい、
正直、あまり面白くない。
判明しているだけでもダッジバイパーや中古のポルシェ996、
アルシオーネSVXやフェラーリの12気筒モデル等を乗っていた
経験のある氏の、ウェブCGほったくん並みのゴリゴリの
クルマ道楽記こそわれわれクルマ好きが読みたい記事であって
高橋センセイにインタビューした高尚なクルマの未来の記事が
読みたいわけじゃない。
これから高橋智隆をフィーチャーする予定の雑誌やウェブ媒体の方は
高橋氏にはもうぶっちゃけトークの氏自身のプライベートカーに
関する記事をお願いしたい。
高橋智隆と一緒にクルマトークできたら楽しそうだよなぁ。
そして、僕ももっともっと頑張っていかないといけないな、と思う。