クルマ趣味は、走っても洗っても見ても楽しいが、
読むのも良い。
福野礼一郎は今でも面白いが、
90年代〜2000年代にかけては格別だ。
中でも、第一回?の極上中古車を作る方法ともいうべき
リビエラのレストア(ご本人曰く大掃除だが)、
その続編とでもいうべき
ロールスロイスを題材とした「極上中古車を作る方法」。
さらに「クルマの神様」の2005年テストフューズでの
インターネットで海外からフェラーリを買う話は
三大傑作として、不滅の金字塔であると思っている。
最近の、例えばゲンロクでの
マクラーレン・540Cの記事も
非常に面白いし、洗練の度合いや緻密さ、知識は
ますますレベルアップしているが、
先の三大記事の勢いとパワー、オーラは別格のものが
あると思う。
そんな福野礼一郎の以前の記事を今読むというのも
なかなかいいものだ。
クルマが好きでよかった、と思える。
福野さん、今何に乗ってるのかな。
ウェブ媒体には書かない主義の福野さんなので、
読もうと思うと雑誌を買って読むしかない。
福野礼一郎あれ以後全集なども時々買うけど、
でもやっぱり極上中古車の頃が全盛期かなあと思う、
というか、今もさらにレベルアップしてるんだけど、
レベルが上がりすぎて、福野さんの好奇心や
興味のあるところがすごすぎて、僕のレベルでは
ついていけなくなっている気がする。
「クルマはかくして作られる」も、
最初の頃の方が僕は興味が持てるのだが、
後半はあまりにもマニアック、細かい部分すぎて
やや自分のレベルではついていけない、と感じる。