エンジン誌 2019年8月号 ポルシェ特集号


新型911が出て盛り上がる中、
ポルシェ特集をしているとつい買ってしまうエンジン誌。

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新型911(992)から356、自動車評論家・飯田裕子氏の
愛車の6気筒ボクスターやレーシングカーの917、
中古車の996、ポルシェの住む壮麗な二世帯住宅まで
なかなか読み応えがある。

僕が特に面白いと思った記事は、
ポルシェのフェアの招待状に出ていて
今僕の中でホットなポルシェ唯一の
現役日本人デザイナー・山下周一の
歴代ポルシェのデザイン・ベスト10。

外観で選考した10ベストデザインポルシェが
出ているのだが、
これがさすがプロ、というのと、案外僕の
感覚と似ているなあ、ということを感じた。

具体的には、歴代911では、992を1位にしてるのは
現役デザイナーという立場上、仕方ない?ので
脇に置いておくとして、他に出ているのは
991、993、964。
奇しくも、僕も993、991が好きだ。
(あと例外的に、996GT3前期型)

FRポルシェでは、968、928。
これも僕が好きなのと一緒。

スーパーなポルシェでは、918スパイダーは入らず、
カレラGTが入っているが、このセンスも
僕もそうだなあ。
カレラGTはデスクにミニカーを飾っているよ。
パリでの突然の発表劇もシビレたなあ。

同時期に出た「エンツォ・フェラーリ」の
インパクトある名前に対して、
「カレラGT」というなんかカレラの一派生車種
みたいに見える名前も、ネーミング下手なポルシェ
っぽいなあと思ったり。

そして、コンセプトカー部門?では
なんとパナメリカーナを出してくるのに
ヤラレタ感がいっぱいだ。
パナメリカーナは、僕は当時、なんだこりゃ、と思い、
その後もずっと、すごくカッコ悪い、
デッサンの狂った、おもちゃみたいなクルマ、
キワモノ、ゲテモノという認識でいたのだが、
数年前、突然あのカタチの
良さやすごさが理解できて、
ものすごく好きになった。
そのパナメリカーナを挙げ、
またその理由についてもプロのデザイナーらしく
造形や背景を解説してくれているのは
これはウェブでは読めない、雑誌でしか出会えない記事だ、
とこれだけで800円を出した価値があったと思ったよ。

とはいえ、128ページから177ページまで
50ページも時計の記事じゃねぇか。
(対するポルシェ特集は、
48ページから105ページ)

僕も時計は好きだったのだが、
アップルウオッチにしてから機械式時計は
一切しなくなってしまった。
今や気になる時計としては
よりバージョンの新しいアップルウオッチや
アップルウオッチのエルメス版になってしまった。
リシャール・ミルも気になってるけど、
ミルを買ってたとしても結局
アップルウオッチしかしないような気がする。
もしくは、左腕にアップルウオッチ、
右腕にRMって感じになるんじゃないかなあ。

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