992 VS 993 (時空を超えて、カタログを読み比べ)


992と993の対決!
といっても、カタログの話。


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そもそも、911の
型名の992と993だが、
普通に考えたら、
992の次の型が993だと思うよね。
実際は、90年代の993に対し、
令和の992。

手元にある993(後期)のカタログも
992(簡易カタログ?)のカタログも、
表紙は偶然_か、両方とも
ブルー系の911。

写真を見比べると、
全体のシルエットはどちらも
しっかり911だが、
最も大きな違いとしては
ホイールの大きさ。
993の頃はまだホイールが小さいね、、、

992は超巨大ホイールで、
中の黄色いキャリパーもすごい存在感。

993は「The 911 idea」
992は「The 911 Timeless Machine」というのが
表紙のコピー。

ちょっと似てる。
どちらも、The 911。

最初のページにあるのは、
993は「911は、ポルシェの車づくりの
哲学を具体化したものです」
992は「変わらぬ象徴としての地位。
世界中どこでも通用するアイコン」と始まります。

993は、レースとのつながりを強調し、
決して妥協しない姿勢をアピール。
992は、歴代のモデルの歴史を強調し、
時代の変化とともに進化を続けてきたことを
アピール。
意外なことに、レースのことは一言も出てこない。

どちらのカタログも、お金がとてもかかった作り。
そして、他のクルマと比べて、
メカの写真や解説が多い。

例えば、993では、エンジン単体が見開きで
ドーンと写真載っている。また、ヴァリオラムについては
図付きで解説されている。
リアサスペンション周りも、単体で見開きで
写真が載っている。
メカ好きの心が分かっているね。

992は、比率としては、インテリアなどの写真が多くなり、
メカ単体が見開きで載っているものはないが、
それでもリアのエンジン周りの画像や、
全体を俯瞰し、メカを透視した画像がある。

992のカタログで僕がいいなと思ったのは、
992のインテリアと、ナローのインテリアを
同じアングルで、並べてあるページ。
992はウッドインテリア版で、ナローとイメージを
より似せてある。
こうやってヘリテージを生かすのっていいね。


一方で、未来を切り開こうとした996/986世代の
未来的なインテリアデザインも僕は好き。

というわけで、993と992のカタログを
比べて見てみたが、
どちらからもポルシェが911を誇らしく思う気持ち、
そして、メカに自信を持ち、アピールする姿、
911を好きで好きでたまらなく、そしてそれを
紹介できるのがうれしくてたまらない、というのが
カタログから伝わってきて、こちらまで
うれしくなるし、911という稀代の名車に
対するリスペクトが生まれ、
自然と911が欲しくなる。

この地球上に、911があってヨカッタ。
911がある時代に生まれて、良かった。

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