古いスポーツカーの価格が上がっている。
特に、MT、自然吸気といった現代では
希少種となりつつある特徴を備える車両は人気化している。
ずっと不人気と言われてきた996/986世代も
ついに相場上昇の兆しが出てきた。
あの頃は割とよくあった
左ハンドル、MT、自然吸気、6気筒、
ガソリンエンジンが、
2021年、令和の時代においては
かなり贅沢な乗り物となってきた。
現代では、左ハンドルやMTの車両を
新車で買おうと思うと、かなり特別で特殊なクルマで
ないと手に入らないような。
僕がボクスターを手に入れた頃は、
左ハンドルの方が普通?で、右ハンドルを注文しようと
すると、「納期がいつになるか分からない」と言われた。
MTも、まあ普通に買えた。普通に、ATよりも安かったし。
自然吸気エンジンも、まあ普通だった。
これだけターボばかりになってしまって、
自然吸気というだけでもてはやされる時代がよもや
やってくるとは。
まさかここまで時代が変わってしまうとは。
というわけで、
あの頃は割と普通だったものの、
現代においては希少、貴重となった特徴を備えた
セミクラシックカーたちの人気が出てきてるんだと思う。
僕の986に関しては、数年前から、ずっと価格は横ばい、
底値状態だったが、そこからじわじわと上昇を始めてる感じだ。
まあ、今までが安すぎたと思う。
正当に評価され始めたのだと思う。
間違いなく、数年後は今より高くなっていると思う。
さて、おぎやはぎの某人気番組で最後に
「あなたにとってクルマとは?」という問いかけがある。
僕にとってクルマとは、
この生きづらい世の中を生きるへっぽこな人生において
いつも僕を励ましてくれる「相棒」。
ハン・ソロとミレニアム・ファルコンのような関係が理想。
僕の20年近く連れそう初代・Boxsterは、
家族以上の存在で、困難に直面した時に
「頑張れよ」ってそっと言ってくれている気がする。
まだ2年の付き合いのジムニーも、
この先、長く付き合っていくと相棒感が出てくる
気がしている。
現状は、まだ付き合いが浅いかな。