911、悩ましい存在。 

911はなんとも悩ましい存在だ。
僕がポルシェ好きになった時、
911は964だった。

それがモダンにアップデートされた993は
古典と現代が合体した傑作だと今でも思う。

ひたすら未来を見た996も、
僕は好きだ。
もともと、986は550スパイダーの
再来でありながら未来を感じ、
強烈なインパクトがあった。

ボクスターは未来そのものだったが、
確かにデビューしたての996は
コストダウンが感じられた。
986はブランニューなので
あまり僕はそれを感じなかったが、
超高級機械式時計みたいな993から
変わったはなの996はコストダウンを感じ、
超硬質な993と比べると軟弱にも思えた。

潮目が変わったのは初代GT3が登場したとき。
初代GT3は鮮烈だったなあ。
あの当時、911に対して、
好きになりたいけど、なかなか好きになれない、
という微妙な心境だったんだけど、
ついに思いっきり好きになれる、
全力で欲しいと思える新世代の911が出た、と思った。

一番はじめのGT3が、僕はいまでも
ベストのカタチだと思う。
フロントスポイラーも、リアウイングも、
これこそポルシェ! と思える造形だ。

何かと議論の的になる目も、
僕は鈴鹿で圧勝したGT1を連想して好きだ。
流麗で美しい。
空気がきれいに流れている感じがする。

その後、お客さんの声を聞きすぎて
未来志向のカタチをやめて懐古調になった
997は僕はあまり好きでない。
次の流麗な991(前期)はとても好きだ。
*フォローすると、997の走りはとても好き。
都市高をカレラSで走った時は、金庫のような重厚な
マシンが、超安定して超高速移動する感覚に
ぶっ飛んだ!

911は基本、オトコだと思うんだけど、
僕が好きな初代GT3、GT1、991(前期)は
女性っぽい感じがする。壮麗な美女。
濃密な色気の美女という感じのフェラーリとは違う、
壮麗、流麗かつスポーツ万能という感じの女性。
ポルシェアンバサダーのシャラポワ選手は、
女性系911?のイメージにぴったりだと思う。

さて、911を人生で一度は買うべきじゃないかな、とは
常に僕の中にある問答なのだが、その場合のモデルを
どれにするかはとても悩む。

MT、左ハン、自然吸気、屋根開き、が
僕の好きな条件なのだが、日本ではどんどん
追いやられて、輸入すらされなくなってきている。

タルガは993時代から常に気になる存在。
屋根開きが好きだけど、カブリオレより
もっと気楽に開けられるってのは
僕の要望にもぴったりかも。

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画像はwebCGより

ただ、昨今、タルガは
超おしゃれ番長的なポジションになり、
僕みたいなのが、食うものも食わずに
必死にお金貯めて買って一生乗る、って
キャラじゃなくて、お金持ちが戯れに、
人と同じのじゃヤダからって選ぶ感じに
なってるのでどうもなぁ。

でもカタチはむちゃくちゃカッコいいと思う。

これだから911は悩ましい。

それにしても初代GT3はいま思うと
超バーゲンプライスだし、
褪せない魅力がある。
松任谷正隆氏のように、あれに
ずっと乗ってるのってのが
大正解かもしれない、、、

僕みたいに、初代ボクスターにずっと
乗ってるってのも、案外正解かもな。

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2 Replies to “911、悩ましい存在。 ”

  1. こんにちは。
    お久しぶりです。
    初代GT3乗りとしては、心に響く内容でとても共感します。
    この文章、永久保存させていただきます。(^_^)
    共に長く大切に乗って行きましょう!

    1. お久しぶりです。
      ブログ、読んでいただき、ありがとうございます。

      初代GT3は最高にカッコいいし、もう一度ポルシェを好きにしてくれた、
      もう一度ポルシェにあこがれるようにしてくれた大傑作だと思います!

      あのタイミングに生まれた奇跡のようなクルマですよね。
      お乗りでいらっしゃるのがとてもうらやましいです!!
      永久保存の世界遺産級だと思います。

      これからもよろしくお願いします。
      GT3、GT1,991前期についてはこれからも
      たまに、しつこく!思いを書いていくと思います。

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