フランク・ロイド・ライト展覧会 @豊田市美術館

オレたちの豊田市美術館で
なんとロイド展が!!!

世界で一番かっこいい家は落水荘だと思い、
明治村にある帝国ホテルに酔いしれている
僕は、行くしかない、ということで行ってきた。

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いつも以上に混雑している豊田市美術館。
駐車場には、県外ナンバーのクルマも多い。

県レベルじゃなくて、市レベルの施設で
これだけ県外からの集客力がある豊田市美術館って
すごいよね。流石のトヨタパワー。

余談だが、豊田市って若い人が多いというか、
30代40代のパワーを感じる街で心地よい。
自分の住んでる街など、老人ばかりかつ
明らかに老人向けと思われる施策が多くて
うんざりを通り越してあきらめ気味だが、
豊田市って僕ら世代向けの企画や街づくりが
行われてる感じがして、良い。

街も、スポーツカーが多く走っており、いいなあと思う。
僕が以前、豊田市に住んでいたときは
章男政権以前だったので、トヨタのスポーツカーは
絶無で、あまり僕はトヨタや豊田市にいいイメージを
持っていなかったのだが、今は全然違う。とても良い。
さらに余談だが、僕が豊田市で驚くことの一つに、
豊田市でレストランに入ると、お客さんが、食べ終わった
テーブルを超綺麗にしていく、というのがある。
店員さん以上に、きれいにして出て行く方が多くて、
うーん、これがトヨタの整理整頓か、、、と唸らされる。

さて、本題のロイド展だが、とてもよかった。

机とか椅子もあったよ。

ロイド氏設計のオフィスや自邸も写真もあって、
素晴らしいなあとため息。
(それらは撮影不可だった)

このような自宅やオフィスであったら
毎日楽しいだろうなあ、、、

家について、日々、考えている僕にとっては
いろいろと刺激を受け、インスピレーションの源となる
展覧会であった。
僕が家について悩んでるのは、
日本の場合、家建てても、注文住宅で凝れば凝るほど、
逆に資産価値が価値が減っていく傾向があること。
むしろ没個性な建売の方が好まれるというか。
また、どんなに頑張った家でも、せいぜい30年ほどしか
使われなくて、実際、僕の周りで見ても親の建てた家に
そのまま住んでる人って、ほぼ絶無。
皆建て替えてたり、引っ越してたり。
近所の、昭和期のお医者さんや弁護士さんの見事な邸宅も、
ほとんどが相続で?取り壊され、細分化されて分譲され
建売になってしまっている。

そのような日本にあって、頑張って家を建てても
せいぜい30年の命かと思うと、
僕なんかはやる気をなくすのだが、
いや、巨匠と言われるような人に依頼して、
後世まで残るような名建築を建てれば
ずっと残るんじゃないか、と思ったり。
*とはいえ、黒川紀章氏設計の建物でさえ
どんどん解体してしまう狂気のジャパンでは、
ずっと残る建築、というのはかなり難しいのか、、、

ロイドに家の設計を頼む、のはいろんな意味で無理だが、
フランク・ゲーリーとかノーマン・フォスターとか
安藤忠雄とか谷口吉生とかの現代の大建築家に頼むのは、
ロイドに比べれば、まだ可能性がある!?!

ただ、そのためには金銭的なことはもちろん、
僕自身がもっと自分のステージを上げ、
後世に「BP邸」としてふさわしい偉業?を
成し遂げないと、住宅負けしてしまうため
もっともっと頑張らないといけないが、、、

でもそういう励みにさえもなる家って最高だよね。

てか真面目な話、現代ってそういった建築界の巨匠に
個人住宅の設計って頼めるものなのかしら、、、

調べたら、ザハ・ハティドは個人宅を
設計してるのね、宇宙戦艦みたいなとてつもない家だったが、、、

ずっと後世にも残るような家を建てるには
どうしたらいいのかなあ、そういう家であれば、
僕もやる気になるのだが、、、
このことについて調べてみるのが今後の
ライフワークの一つになるかもしれない
(他のライフワークは、空冷ポルシェ研究、森博嗣研究など)。

浅学にして知らなかったのだが、
ヨドコウ迎賓館というのが芦屋にあり、
Xでフォロワー様に教えていただいた情報では
見学もできるそう。
行かねばなるまいな、、、

兵庫県って白洲次郎ともゆかりが深いし、
B’z稲葉氏の自邸(すでに引越し済み?)があったり、
奥が深いね。

それにしても、タリアセン、超欲しくなる。
ミュージアムショップに実物が置いてあって、
なんとまあ商売上手な、、、

豊田市美術館ほどお客さんでごった返している
ミュージアムショップって、大英博物館ぐらいじゃないかなあ。

大いに刺激を受けたフランク・ロイド。ライト展覧会であった。
豊田市美術館のような美術館があることに感謝。

来年竣工の、豊田市美術館の横の
旧県立学校跡地に建設中の博物館、
またXで教えていただいた情報では
坂茂氏の設計とのことで、こちらも楽しみでございます。
それにしても、豊田市のお金無限パワーは
すごいですね、、、
また豊田市に住むのもいいかもなあ。

お金があるって痛快ですね。

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「フランク・ロイド・ライト展覧会 @豊田市美術館」への2件のフィードバック

  1. 面白いブログありがとうございます。珍しくロイド展に行っていない私がいうのもおこがましいですが、曲線に取り憑かれたガウティと違って、ロイドは直線の美を追い求めたのではないかと思うのです。直線美にこだわったという点では、日本の建築家の中では谷口吉生が挙げられますが、その谷口の代表作である豊田市美術館でロイド展が行われるというのは象徴的ですね。谷口ファンの私は先日、谷口親子の故郷である金沢で彼の作品である「鈴木大拙館」と「谷口記念建築館」に行ってきました。日本の住宅がせいぜい30年しかもたないというのも、もちろん例外はありますが、おおかたそうですね。一方イギリスなどの住宅ではむしろ古いほど価値が上がったりします。なぜかというに、例えば私の親戚が住むバースでは、昔の住宅はバースストーンという貴重な石をふんだんに使って建てられているのですが、近年では石が少なくなって使えなくなってきているのです。私の親戚の家などは、それこそ40年ほど前におそらく日本円で数百万で買った土地と中古住宅が、今では2億円ほどの価値になっているようです。かく言う私も30年住みなれた家を売りに出して、今年は徹底的にこだわった新築の家を建てました。

    1. Dr.takabo様

      コメントありがとうございます。

      takabo様がロイド展に行かれていないというのは
      意外な感じがしました。
      そう、自分も谷口の豊田市美術館で、
      F.Lライト展が開かれるということに
      妙味を感じました。

      日本の住宅が30年寿命説、切ないなと思います。
      近所の瀟洒な邸宅が、分譲されて建売になっていく姿を
      見るのはなんとも辛く、なんとかその邸宅のまま
      住む人がいないものかなあといつも思っております。

      そうですね、イギリスの住宅なんかだと完全に価値観が
      日本とは逆で、イギリスで住宅を見ていると、
      新築とか築10年とかでは新しすぎて、なんか安っぽいというか
      価値がないように感じてしまい、
      築80年とか築100年でないと
      貫禄がない感じがしますよね。

      バースストーンという貴重な石が手に入らなくなるが故に
      古くからの家が価値が上昇するという側面があるのですね。

      takabo様、家を新築されたのですね!
      徹底的にこだわり抜いた御宅、とてつもなく
      すごそうです。「放蕩記」で少しでも
      見せていただけるのを期待してしまいます、、、

      コメント、ありがとうございました。

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