年間本を100冊読む僕の、2019年今のところベスト 「神さまを待っている」



本が好きだ。

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他人の人生を生きられるところがいい。

映画やドラマにもそういうところがあるが、
本の方がより人の人生を体験できるように感じる。

「神さまを待っている」、僕の普段読むタイプの本じゃないので
薦められて読みだしたものの、つまらなかったら
1、2ページで止めようと思っていた。

ところが、これが非常に面白かった。
貧困女子の物語なのだが、
考えさせられた。

ほんとに、ある日のある行動、
だれに会うか、どこへ行くか、の選択で
人生が大きく変わってしまうんだな、と改めて思った。

自分の人生だと、その選ばなかった方の人生が
どうなったかは分からないのだけど、
この本ではその選ばなかった方がどうだったかが、
ラストの方で分かるようになっている。

話変わるが、ずっとずっと前、多分10年以上前、
雑誌の記事で所さんが、
「人生は、歳をとればとるほど、世の中の仕組みが
分かってくるから20代より30代、30代より40代の方が
面白くなるよ。まあ僕は20代から面白かったけどね」と
いうようなことを書いていた。

当時の僕は、人生は20代ぐらいが楽しさのピークで、
あとはだんだん面白くなくなると思っていたので、
あまりその言葉が信じられなかった。

ところが、実際に人生を重ねてきた今は
所さんが当時言っていたことがよく分かる。

「神さまを待っている」を僕が若い頃に読んでも
それなりには面白かったと思うが、
今だと、ああ、この選択の間違いで
人生が転落するんだ、とか、
ここでこういう正しい行いを辛抱強く行うことで
人生が好転していくんだ、ということが
より分かるので、面白く感じられたと思う。

5年後、10年後の僕が読むと、もっと
面白く感じられるのかな。

それにしても人生は選択の連続。
だれと会うか、どこへ行くか、何にお金を使うのか、
でおそらく自分で思っている以上に
人生って変わっているのだと思う。

*フェラーリ、マクラーレン、ランボルギーニを買うか、
いっそのこと、もう今度こそ一生クルマ買わなくていいように
空冷ポルシェを買うか、あるいは
ヴェルファイアをカスタムして乗る、
S660をギンギンに自分好みにする、
ジムニーで山道を攻めたり、キャンプしたりする、
マカンでラグジュアリーにキメ流、でも人生は大きく変わると思う。
どれもクルマ煩悩として、本気でやりたいことなんだよなあ。

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