人生の目的が、欲しいクルマに乗ることだった時期があった。

今も、マクラーレンに乗るために
頑張ってる面があるが、
人生で究極に楽しいことってクルマなのか、
それともシン・ゴジラのセリフにあって
妙に頭に残っている
「出世は男の本懐」なのか。

男と女と区別する時代ではなくなってきているので
出世は女の本懐、でもあるかもしれないけれど。

この頃、会社の上層部と接する機会がある。
僕は自分ではうぬぼれて、ずっとこのかた
自分は特別！　とか思いたがる傾向があったと思うのだが、
上層部の方たちの圧倒的な頭のキレ、判断のスーパーな速さ、
その正確さ、物事の本質を一瞬で理解する能力の高さに
舌を巻く事が多い。

これは自分とは全然レベルが違う、、、

頭のいい人というのは、１、伝えるだけで
１００も２００もわかってしまって、
最適解がたちどころに出てくるものなのだな、、と
本当に驚かされる。

このレベルへ行くためには、どのような努力や
経験を積めばいいのだろうか、と考える。

僕は、人生の意味とはつまるところいろんな経験をすること、
だと思っているので、楽しいこともそうでないことも、
みんなが経験することやあまり知らないようなことも
なるべく積極的に経験していきたいな、と思っている。

とはいえ、時間もお金も有限なので、その中で
やらないことを決めたり、一度やったことは、
二度目、本当に二回目を経験する意味があるのかを
検討するのが大事だと思っている。

話思い切り変わるが、僕は自衛隊の航空学生の
ドキュメントを見るのがけっこう好きでたまに見ている。

パイロットの卵というのがいいし、
この濃縮された、めっちゃ成長している若者の姿って
いいなと思うし、自衛隊の規律ある生活もいい、って思う。

僕も、こんな道もありだったかな、と思うが、
一方で、ツアー旅行でさえ絶対にムリで、
スポーツも団体競技は超苦手、
トライアスロンなど個人種目なら好き、というくらい
個人行動派の僕が、自衛隊の訓練生活なんて
とてもとても持たない、という気もする。

その点では、帝国アカデミーへパイロット候補生として
入ったのに、ドロップアウトして
宇宙海賊になってしまったハン・ソロの人生って、
シンパシーを感じるなあ。
いや、むしろ子どもの頃からハン・ソロの生き方に
あこがれていたから、今の僕がかたちづくられているのかも
しれない。