にわかに日本マーケットを追え&株式会社のあり方とは 名著ホモ・デウスより 2019年4月


駆け出しだけど、米国株を始めて得られた知見がある。

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株というのは、マネーゲームではなく、
成長産業、成長企業を見つけ、
応援したいところを応援するものなのだな、ということ。

これは、「ホモ・デウス」に記述のあった
株式会社が人類の発明としてものすごく偉大なものという
記述から気づいたことでもある。

株式会社って、なんか儲けるための手段、みたいな
イメージがなくはなかったのだが、ホモ・デウスによると、
例えば中世の時代、誰かが
「よし、ペストの薬を研究して作ろう」と思ったとする。
その人にはやる気も知識もあるが、研究所を作る資金や
人を雇う資金、そしてその人自身が研究している間の
生活費の余裕がない。

商店街の鍛冶屋やパン屋に「薬を作りたいので
生活費や研究費を援助してもらえませんか?」と
聞いて回ったところで、誰も自分の生活があるし、
お金は援助してもらえない。

そして、優れたアイデアや、崇高な志があったとしても
中世においては実現することなく、消えていったものが
無数にある。

ところが、株式会社という仕組みがあれば、
援助したい人、援助を受けたい人が
スムーズに連携をはかることができるので
現代において
がんの特効薬を作ろう、という人(企業)がいて、
その研究に将来性や成長性があれば
投資して応援する、ということが
中世の時代に比べればはるかに簡単に、
スムーズに行うことができる。

というのが「ホモ・デウス」にあった話。
なるほど。

というわけで、株式市場はマネーゲームではなく、
応援したいイノベーションを見つけて、その企業に
投資するのがあるべき姿なのかな、と。

さて、その視点で日本市場を見たとき、
新たなイノベーションを生み出している
ユニコーン企業としてはソフトバンクGに僕は
注目している。

ソフトバンクGの2019年の値動きを見てみると、
2018年年末には、8000円前後だったのだが、
孫さんのソフトバンクG株は安すぎる発言に自社株買いで
急騰し、また先週末はまたまた一気に535円も上がって
現在11475円。

12000円を狙う勢いだなこりゃ。

ということは、2018年の年末に8000円前後で投資していれば
4ヶ月で1.5倍近くになっているということか、、、
日本の大企業でも、ここまでの勢いで株価が駆け上がっていくことが
あるんだなあというのが感想。

ソフトバンクGの事業で僕が注目しているのは
アーム事業を通じてのIoTへのコミット。
また、シンガポールで「グラブ」を利用し、これは
世界を変えると確信。
ソフトバンクGが「ウーバー」事業に積極的に投資しているのも、
孫氏が日本でのライドシェア解禁に向けての発言を
行なっているのも世の中を変えようとする方向性を感じる。

トヨタとソフトバンクGとの協働については、どうかなあ。
うまくいくといいけど、あまりシナジー効果は出せないような気が、
勘としてはしている。根拠はないけど。なんとなく。
カーガイの豊田章男氏と、テック系の孫正義氏と
うまく融合ができるのかな、と。
テック系かつカーガイのイーロン・マスク氏と
トヨタ社もうまくいかなかったしね。
あ、この社長の個性で、企業の協業がうまくいくかどうか
見極めるというのは案外いい方法かもしれない。
S・ジョブスと孫正義のタッグは、
そっかー、その組み合わせは
最強かも、と当時思ったし。

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