豪快にネタバレあり、注意!
ターミネーター、、、
1と2はまさに僕の青春。
ジョン・コナー、サラ・コナー、
マイケル・ビーン、シュワちゃんに、
ファットボーイ、全てがパーフェクトでカッコよく、
無敵で最高の映画だった。
そして、その続編が、何度か作られたものの、
とても1や2の完成度の高さに及ぶものではなく、
設定も迷走し、僕は、3や4やジェネシスは
ストーリーすら全く覚えていない。
断片的に印象的なシーンを
覚えている程度だ。
そして、アメリカ映画的にはよくある
それらをなかったことにして、T2の続編として
作られた今回の「ダークフェイト」じゃなくて
「ニューフェイト」か。
冒頭、映画が始まる前に
「スターウォーズ」の予告編があり、
僕はこれからみるのが、スターウォーズなのか
ターミネーターなのかどちらか分からなくなりそうだった。
内容的に、スターウォーズの第7作〜の
レイの成長ということが主題に据えられた
SWと、今回の、守られ役の女性(ダニー)が
成長していく様を描いたターミネーターの新作が
かなりかぶっていることもあり、
あれ、僕が見たのってターミネーターの新作だったっけ?
という感じがあった。
シュワ、リンダ・ハミルトン、J・キャメロン監督が
戻ってくるということで過去のターミネーターの新作とは
違う期待をして臨んだ今作。
強い女性、カッコいいマシーンというJ・キャメロンの
世界観が濃く出ていた。
また冒頭の、T2の時代そのままのシーンから、
ターミネーターの世界にすんなりと戻っていくことができた。
この辺り、他の新作はあまりにもターミネーターとかけ離れていて
え、君がジョン・コナーなの? ってところから
始めなきゃいけなかったのと比べると分かりやすかった。
それにしてもあの冒頭のシーンってどうやってるの?
CG??
T2のときに、予め撮影していたとしか思えない自然なクオリティで
驚いたぜ、、、、
今作の主役はリンダ・ハミルトンであり、ターミネーター「1」でいうところの
未来戦士・カイル・リースと同じ役どころの未来戦士・グレースだよね。
カッコええなあ、、、
中盤のアクションシーンで、シュワちゃんに
「C5貨物機の操縦できるか?」
と聞かれ
「Of course」
と答えるシーン、シビれるなあ!!!
ラストシーン、キルボックスではいきなり
ヌンチャクみたいに振り回し始め、
ええ、これって「キルビル」のゴーゴーじゃないの??
ってびっくりした。
クライマックスは、T2オマージュの
自己犠牲で最強の敵を倒す、ってことで
グレースは絶命してしまう。
自作以降ではグレースの活躍は見られないのか、残念。
ターミネーターではちょいちょいギャグが
挟み込んであったのだが、
そこそこ入ってたお客さん、誰もクスリとも笑わずに
真面目に見ていた。
エドワード・ファーロングが出ていた、という触れ込みだったが、
どこに出てたの? 僕は全く分からなかったが、、、
そして、個人的にファンなマイケル・ビーンも出てなかったね。
ラストのラストは、ターミネーター1オマージュで、
リンダ・ハミルトンがジープに乗って去っていく、というあのシーン。
今作での、1でのリンダの役どころの守られ役のダニーも
一緒に。
ダニーは、映画の中で成長し、銃の扱いやクルマの運転も
できるようになっていく。
ただ、ラストのジープで去るシーン、シートが前すぎて
ハンドルと窮屈そうに見えたあたりが運転大丈夫かしらん、、、と
思ってしまったが。
グレーのジープは、バケットシートっぽいものが2脚おごられており、
めちゃカッコいい。ジムニーをこういう方向性でカスタムしていくのも
いいなあと思った。
さて、全体として、T1、T2の世界観を大事にしており、
映像もカッコ良すぎず、ストーリーもついていける程度に
分かりやすく、キャラも魅力的だったが、
興行的に苦戦も伝えられている今作が、
この後、シリーズとしてつながっていくかというと
ちょっと厳しいかもなあ、とも思った。
個人的にはずっと続けて欲しいけど、
T1、T2を超えるのは難しいよなあ。
いい人になっちゃったシュワ・ターミネーターも、
やっぱり1の時のような
極悪非道の無敵のスーパー悪役の方が
魅力感じちゃうよなあと思っちゃったり。
もしかしたら、シュワちゃん出ない方が
映画全体の完成度としては高かったんじゃないかなあ。
あと、ラスト、ターミネーター2体を
アメリカ軍の基地に片付けずに置いていったら、
またそこから研究して、サイバーダイン社や
スカイネットが発生しちゃうわないか? と思った。
追伸 やっぱりガンズの曲も必要だよね!!!