最近、人生の残りを意識することとライフシフトロン


2020年を通して、いろいろと考え方が変わった。
変化の理由は、コロナもあるけど、他の要因が大きい。

若い頃は、会社で出世して、お金稼いで、
いいクルマを買うのが幸せだと考えていた。

それが最近はかなり考え方が変わってきた。

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「DIE WITH ZERO」を読んだり、
上の年代の人と話をすることを通じて、
自分の残り時間や、健康の大切さを
強く意識するようになった。
若い頃は、いずれも全然意識していなかった。

今は、例えば半日、自由時間があると、
ものすごく貴重で、とてつもない贅沢に感じる。

お金があっても、健康がなければ
やりたいことはやれない。
特に、僕がもっとも好きな海外旅行は、
健康がなかったら行くことや楽しむことができない。
であれば、なるべく若く健康なうちにやりたいことを
やらなくちゃいけないんじゃないかと思う。

仕事に関しては、ずっと組織の中で偉くなっていくことが
いいと思っていた。
昔、まだ60歳定年が当たり前だった時代、
周りが「早く仕事やめたい」という中、僕は
生涯現役で、70、80になっても働きたいと思っていた。

ところが、2020年、サラリーマンの限界を感じるようになり、
そもそも、社会システムが、年収1000万前後から
所得税や社会保険料がものすごい勢いで上昇し、
手取りが全然増えないということに気がついたあたりからも
サラリーマンで、自分の時間を削りまくり、激務に耐えて
上を目指すことに疑問を感じるようになってきた。

株式投資であれば、税金は一律20%。
その方が全然安いじゃん、、、

また、天邪鬼な僕は、
老後2000万円問題などで
周りが生涯現役、70まで働くのが当たり前、
という風潮になってくると、逆に僕は
早くFIREしたくなってきたw

以前は、欲しいものもはっきりしていた。
かっこいいクルマ、最新のクルマ、
豪華なクルマが欲しかった。

ところが最近は、特に趣味のクルマとしては
古いのがいいなあと思う。

この理由の一つには、以前読んだ徳大寺さんの本の
一節があるかもしれない。
そこには、イギリスのクルマ好きが
「理想の3台を選ぶなら」みたいなよくある
クルマ好きの談義をする際に、
1台はクラシックカーを選ばないと
「あいつはクルマの趣味がよくない」と思われる、とあった。

ワカゾーで、最新のクルマで欲しいものがいっぱい
あった僕は、
「えー、3台なんていう枠は、
最新のフェラーリ、最新の911、
最新のレンジローバー、最新のSクラスで
もういっぱいになっちゃうじゃん!
クラシックカーまで入れる枠ないよ!」と
思ったものだが、今はよく分かる。

1台は、特に趣味のクルマは古いのにしたい。

僕の場合は、
今乗ってる初代・ボクスターが
すでに今年で19年、
クラシックカーになりつつあるし、
ボクスターを買い換えるとしても
さらに古い空冷ポルシェにしたいので、
クラシックカーの1枠はこれでクリアできるな笑

さて、人生の残り時間を意識するようになったと書いたが、
一方で、寿命はどんどん伸びていっているようにも感じる。
「ライフシフト」において人生100年時代が来た、と感じている
こともある。
20年前の60歳の人と、今の60歳の人を比べると、
今の60歳ははるかに若くなったと感じることもある。
以前の、50歳か、下手したら40代ぐらいに思える
60歳の人が大幅に増えた。

また、サラリーマンを続けた場合も、
以前は60歳定年だったので、
22歳から38年かあと思ったものだが、
それが65になり、70になり、
僕が定年になる頃には、何歳になっているのか、
予想がつかない。
定年までのカウントダウンは、就職当時の38年から
徐々に減っていくはずだったのだが、
定年が先へ行くにつれて、
カウントダウンは減らず、いやむしろ増える時も
あるような。

22歳の時の残り38年から、
今もほとんど減ってないんじゃないかな、、、笑

この先、医療の進歩に伴い、
リアル寿命もどんどん伸びたら、
残りの人生の期間も、全然減らなくなる時代が
くるんじゃないかな。

そうなると、やりたいこと、欲しいものを
しっかり持ち、健康を保ち、
アクティブに行動する必要が増してくるんじゃないかな
と思う。

僕は、若い時ほど
「クルマ、クルマ、クルマ!」とクルマ一色では
なくなったし、特に最新のクルマで
身を斬られるほど欲しいと思えるクルマはあまりない
(新車で欲しいのは、・テスラ モデル3 かなあ。
あと、本当に欲しいのって、マクラーレンとか
RR ゴーストとか、雲上カーになってしまう)

実現可能かはともかく、
仕事としてやってみたいこととしては
シンガーポルシェみたいに、クラシックなクルマを
モダンに解釈し直して、超ゴージャスに仕上げる事業。

また、英国であると聞いていて
不動産事情の違う日本では難しいと思うが、
ボロ物件を購入し、美しくリノベして
価値を再構築して売却するという事業も魅力。

僕は、古い建物が大好きで、
日本においてはあっさりぶっ壊されてしまうことに
心を痛めているので、
そういった古い建物を救い、新しい命を吹き込む
仕事っていいなあと思っている。

先の、シンガーポルシェみたいな仕事も
そうだよね。

書いてて気づいたけど、僕って
古いものを蘇らせるってことに興味があるんだな。


あと好きなのは、節約、片付け、断捨離、
カーライフコンサルティング。

Forbesとか読んでいても、
やっぱりサラリーマン卒業してやりたいことを
全力でやってる人って
魅力あるよなあと思う。

思ってるだけならノーリスクで、
僕は妄想してるけど、
ウェブでは、
大企業や公務員を実際に辞めて
FIREとか日本一周してる方を見かける。
すごい決断力だな、と思う。

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「最近、人生の残りを意識することとライフシフトロン」への2件のフィードバック

  1. うーん、個人的にはクルマや建物にしても旧い物は変に改造やリノベしたりせず、極力旧い状態で残すべきだと思うんだけどな〜
    建物なんかは耐震補強とか必要になったりして、そう簡単な事ではないんだろうけど。
    でも融合するのなら、旧い物を弄るんじゃなくて、新たに作ればいい訳で、せっかく現代まで生き永らえて来た歴史遺産としての価値を落として欲しくないなと。

    1. コメントありがとうございます。

      そうですね、僕もそのまま残すのがベストと思っています。
      ただ、あまりにも簡単に、あっけなく
      歴史ある建築物が解体されてしまう現状では、
      せめてリノベで残せないか、、、と思っています。
      その場合も、ロンドン方式というか、外観はできるだけそのままで
      中身や構造を直す方式がベターだなあと思っています。

      今、現在の住まいのすぐ近くでまた
      あっさり解体工事が行われていて、
      日に日に更地になっていってます。
      本当に痛ましく思っています、、、
      心が痛みます。

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