【連載】空冷への道 専門店へ再訪した。空冷の色についての話と社長が今までで一番楽しいと思ったクルマについて


専門店「9」を再訪。
空冷について話を聞いてきて、
勉強になった話、、、

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店内でいろいろな空冷を見ていた。
社長は、前回訪問した時と
同じシャツだったが、
ローテの関係でたまたまなのか、
毎日同じシャツなのか、気になった。

社長が「あの993はどう?」と言った視線の先には
カエルみたいな思い切り緑色の911が。

えー、あの色ですか、、、と言う僕に

「あのね、BPくん、、、」
(っていう言い方ではなかったが、雰囲気としてはそんな感じ)

「空冷は、白黒シルバーよりも、
ああいう色がついたクルマの方が人気なんだよ。
他には、黄色とか、ブルーとかはすごく人気」

ええー、そうなんですかーー〜!!
と思った。

さらに社長に話を伺うと、
「空冷を買うお客さんは、買っても全然乗らない。
しまっておく。それで、
ここぞというイベントの時にだけクルマを出して
「どうだー!」って見せびらかす」とのこと。

なるほど、それで合点がいった。

つまり、普段乗るクルマじゃなくて、イベントに
乗って行く用なので、目立つ派手な色の方が人気。
実用ではなく、投資も兼ねての購入だから、
ビカビカの低走行で、人気色の車両は
異常なほどの高価格がつく。

そういうことだったのか、、、

僕は、そういう人の使い方と比べると、
時々乗るし、
そこまで低走行でもなくてもいいし、
程度もコンクールコンディションみたいに極上じゃ
なくてもいいっス、って伝えてきた。

あと、空冷って走りはどうですか? って話の流れで、
社長が今までの人生で乗った中で一番楽しいクルマの
話題になった。

「それは、964カレラRSだな」 

964はパワーはそこまででもないけど、
エアコンもパワーウィンドウもなく、
とにかく軽い。

操縦している感がハンパなく、
まるでカートに乗っているかのよう、とのこと。

993からは重くなってしまっていて
そこまでのカート感覚はない、とのこと。

ただ、964カレラRSは、今買おうとすると
3000万円級だからね、、、、 と。


964RSが気になってしまい、
後日、カーセンサーで見つけた
別のお店の964RSについて、
問い合わせメールしてみたら、
価格は、オークション形式、つまり入札して
一番高い人のところへいく、んだそう、、、

社長は、
「5年前だったら、お客さんの予算で
ゴロゴロいいのが探せたんだけどね」と。

「ただし、時間はもう戻らない」


清水草一も、カウンタック、
10年前に買った時は1500万で、
最近、買ったのは3000万って書いてるよね、、、

10年前とは言わないが、せめて
5年前に本格的に空冷を探していればなぁ、、と
思っても始まらないので、
探求の旅を続ける。


2025年や2030年は、空冷は
もっと上がって成層圏にまで届く価格になっているか、
それともEVや自動運転車の本格的な普及で
ガソリン車は目のenemyにされて
二束三文になっているか、、、

実際問題、EVばかりの世になり、
ガソリン車が少数派、例えば
ガソリンスタンドは一県に一ヶ所、
リッター1万円とかいう時代になったら
さすがに趣味のガソリン車は気軽には
持てないっしょ、、
そういう時代になる前に、乗りたいクルマには
乗っておかねば、と思う。


一方で、EV時代になったら
テスラのスポーツカーに乗るの楽しそうだなぁ、
サイバートラックもクールだし、
それに自宅で充電したり、アップデートしたりする
のも新しい感覚で楽しそう、と思う。


テスラは、EVだけでなく、パワーウオールを使っての
電力事業や、エアコン事業など、
アップル以上にこれから先の地球人の生活を
激変させるポテンシャルを持っている企業だと思う。

単に、エンジンをモーターに置き換えた車を
作ってる会社、という認識では
テスラ社の全貌を理解したことには全然ならないと思う。

というわけで、
言っていることが支離滅裂?に
見えるかもしれないが、
僕は、
ガソリン時代の最後の花ともいうべき
空冷のマニュアルトランスミッションのポルシェにすごく
興味がある一方で、
新時代の象徴たる
自動運転、OTAでアップデートされる
EVのテスラ車にも興味津々、という
老害&革新派のペトロヘッドであるのだ。

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