年度始め。
環境の変化、新人、
いつもの職場だけど、新しい雰囲気。
期待と不安。
そんな中、挨拶回りで
普段は決して姿を見ることがないような高位の人が
お付きの人にアテンドされて部屋に来た。
一言、挨拶していっただけだが、
強烈なインパクトがあった。
青と言ってもいいような明るい青のスーツ、
派手なネクタイと靴、
ツーブロックの髪にヒゲに色付き眼鏡。
事実上、地味な黒か紺のスーツに
白シャツ、黒い革靴に地味なネクタイを
強制され、
狭い部屋で誰でもできるような
ブルシットジョブと日々、格闘している僕らに対して、
その姿は眩しすぎた。
また、後でウィキペディア(的なもの)で調べてみると、
えー、僕と同年代じゃん、、、マジか。
今まで、自分は特別でありたいと思い、
大理石の階段を歩んでいく室井管理官だと
思い込もうとしていたが、実際は
地べたを這いつくばってるいかりや長介の方だった、という
ことを、あの数十秒間で思い知らされた出来事だった。
なんか、いろんなことがとてもばかばかしくなり、
出世競争だの、年次目標、PDCAなんかに
汲々としているのが本当に小さな世界のことに
思えてきて、 一体どこでこういう差が
できちゃったのかな、、、と
4月1日にしていろんなことが
どうでも良くなった。
ここからの人生、どうやって生きていこうかな。
ある意味、とてもいい刺激を受けたのかもしれない。